彼女の名前は 枝 幸(えだ ゆき)。最高の造園士を目指す、10代の女の子です。
実は彼女のじーちゃんは植木職人でした。 頑固で、職人気質のじーちゃん。
仕事に誇りを持ち、仲間にも大いに頼りにされ、尊敬されていたじーちゃんでした。
幸も子供のころ、よくじーちゃんの仕事場に行っては、
じーちゃんの働く姿を見るのが大好きでした。
幼なかった幸にとってはじーちゃんは絶対的にすごい植物のお医者さんだったのです。
植物に向き合っているじーちゃんは、まるで植物と話ができているかのように思え、
とても誇らしかったのです。
じーちゃんも孫の幸を膝に抱え、よくいろいろな植物の話をしてくれました。
幸の名は、じーちゃんが「この子が幸せになりますように」とつけてくれた名前でした。
そんなじーちゃんが天国に行って4年になりました。幸も大きくなり、
じーちゃんがしていた庭師の仕事に就き、むかしじーちゃんがたくさんの家族に
最高の庭を作って笑顔をあげてたように、
自分もそうなれるように日々全力を尽くして頑張っています。
目標はじーちゃん。
この太い眉は、頑固一徹の最高職人のじーちゃん譲り。
絶対にあきらめない、妥協しない!
いつかじーちゃんに「さすがは俺の孫だ」と笑って空からいってもらえるように,
今日も幸はじーちゃんの着ていた半纏を着、最高の庭づくりを個性豊かな
最高の先輩たちと一緒に頑張っています。
<幸について>
「和風の女の子」ということで、長い髪の毛にしてみました。
絵では職人風の姿にしていますが(...と、いっても仕事着とは程遠いですが...^^;)
ほかの和服とかも似合うような髪型にしています。
手には庭作りによく使われる竹を。この竹は外せます。
強い意志と、負けない心、そして明るさを兼ね持った感じで、
あえて意志の強そうな顔にしています。
幸のエピソードは、こんな女の子がいるのもいいかな...と思って書きました。
いろいろご想像して楽しんでください。