上香園様で作られるお茶は、生産者様の愛情、
そして和束の豊かな自然の二つが合わさって生まれる、云わば結晶のようなものです。
どちらが欠けても美味しくはならない、そんな心のこもったお茶だからこそ、
皆様に長く愛されているのだと思います。
そんな、「生産者様」と「育む環境」、二つを表現するキャラクターを目指し、
和束町の上香園様ならではのキャラクターに仕上げました。
メインは妖精verで、色んなものをアピールしていくという印象を受けましたので、
妖精verが主体となるようにデザイン致しました。
また、「和束りぃふ」という、名前に町の名前を有するキャラクターなので、
町の良さもしっかりアピールし、町おこしに繋がるようデザイン致しました。
【キャラクター設定/和束を愛するお茶の妖精】
800年もの昔から、和束の茶畑を見守り続けるお茶の妖精。
和束のお茶の香りと味がより一層良くなる、不思議な葉を撒く事ができる。
普段は和束の皆さんが眠った後、自身も美味しいお茶づくりの為に
不思議な葉を撒きながら茶畑を飛び回っている。
ずっと誰にも見つからないよう、ひとりぼっちで頑張ってきたりぃふだが、
もっとお茶を通じて皆と仲良くなりたい!と、人間界に降りて、
沢山の人たちに和束のお茶の良さをアピールしようと奮闘する...
見た目は16歳くらいだが実は800歳で、和束の歴史にとても詳しい。
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【キャラクターデザイン/生産者様と和束の自然をイメージした衣装】
・生産者様、そしてお茶を表現する茶摘みの衣装
丁寧に、そして愛情を注ぐ生産者様のイメージを、昔ながらの茶摘み衣装で表現致しました。
第一印象で何のキャラかわかりやすく、また、海外からのお客様もいらっしゃったり、
茶摘み体験等のアクティビティーが沢山あるようなので、
和服のような合わせや手甲で、お茶のイメージが伝わりやすいようなデザインに致しました。
また上香園様では、お茶のチョコレートを取り扱っておりますので、
和と洋を組み合わせた衣装に致しました。
・和束の豊かで美しい自然を表現する衣装
和束町は茶源郷とも呼ばれておりますので、やはり一番の魅力はその茶畑の景観かと思います。
ですので、スカートに綺麗な段々畑のイメージを、袖には雪が積もった段々畑をデザインしました。
また、スカートに捲かれた白い布は、茶畑を包み込み更にお茶を美味しくする、
和束ならではの霧をイメージしております。
所々に入れた水色は、木津川の支流である和束川の水の色、黄色は豊かな土地、
赤は四季折々の花々や紅葉をイメージしております。
・豊富で美味しいお茶の生産量を表現する髪型
和束町は古くから香り高い高級煎茶を栽培する、歴史ある町です。
美味しいお茶は和束の誇りであると考え、豊かなお茶の量を、
急須から勢いよくそそがれ、足もとまで流れるように結われた
サイドのポニーテールで表現致しました。
色は、美味しい和束茶(宇治茶)の色である山吹色をイメージし、
美味しいお茶のイメージを、一番に目に入る頭に持って来ることで、
和束の皆様の「誇り」を表現できればと思います。
このキャラクターを通して、上香園様、そして和束の美味しいお茶が
世界の皆様に伝わるようデザインさせて頂きました。
また、このキャラクターが和束の人々に長く愛されるよう願っております。
どうぞ、宜しくお願い致します。