お米をその身で表す娘です。
野良着姿は下から田起し(土と鍬)、水を張った田んぼ、植え付け、刈り入れまでを形に。
つややかなおでこ、お米に目がない目、もみ眉に、稲穂に見立てた編み込みからの
ツイン俵テールの髪にはさらさらとこぼれふっくらと炊き上がる新米をイメージしています。
稲穂から俵詰めまでの脱穀と精米に重要な千歯こきに杵も飾りました。
残った稲藁も草履に利用。
おいしい羽釜炊きのごはんを桜で締めた曲げ物に詰める、
そんな昔懐かしい家庭の女の子です。